平成29年度予算案②。

本日、平成29年美濃加茂市議会 第一回定例会が開会されました。
今議会において、新年度予算も慎重に審議されます。

 

前回のブログの続き、予算の内容についてお知らせします。

 

『もっと安心』:『健康で安心して暮らせるまちづくり』

 

◯運転免許自主返納、安全自動車購入に補助

公共交通の充実と同時に、最近話題となっている高齢者の自動車事故を抑制するため、免許証を返納した人へのサポートと、安全システムを付ける際に補助を行います。自動車での移動が当たり前の美濃加茂市において地域の皆さんには見守り等をしっかり行っていただいています。皆さんからの御提案も採用しながら、悲惨な事故を出さないよう手を打っていきます。

 

◯福祉避難所の防災備蓄倉庫を設置、防災ラジオの貸与

災害時の対応を専門家からの視点と、地元の方々のご意見を擦り合わせ急ピッチで見直しています。福祉避難所とは、1次避難所では避難が困難な高齢者や障害者の方たちが利用できる避難所です。
災害時には、いつも放送が流されている防災行政無線が重要となってきます。その放送が聞き取りにくい難聴地域において防災ラジオを貸与します。
引き続き、訓練をはじめとしたソフトの備えと、ハードの備えを急いで行っています。

 

◯子育て現場の声を実現していきます。

病児保育の拡充。これまでの病児保育による対応では、子育て中の親が安心して預けることができないとの声をいただきました。子どもを保育園に預けているときに体調が悪くなったとしても、病院と連携して、対応できるように進めていきます。

 

◯保育の場所を増やしていきます。

地域型保育事業を実施します。特に、未満児の保育園入園希望者の増加に対応するため、事業所内保育所(企業や事業所の従業員向けの託児施設)を行っている施設が、地域の子どもも受け入れられるようにしていきます。

 

◯「美濃加茂版ネウボラ」をはじめます。
子育て先進国と言われるフィンランドの「ネウボラ」を参考に、担当の保健師による妊娠から出産、子育てまでの切れ目ない支援を充実させます。電子母子健康手帳の導入や、相談体制の拡充を行います。

 

◯災害に備えた防災ラジオを貸し出します。

防災無線(市内に流れる放送)の聞きづらい地域に防災ラジオを貸与するなど、災害時への対応を具体的に強化しています。

 

『もっと交流』:『人と人との連携によるまちづくり』

 

◯Caminho(カミーノ)の推進、具体的な事業化を行います。

「女性が活躍できるまち 美濃加茂」の実現に向け、これまで取り組んできたワークショップやイベントを本質的な事業に結び付けていきます。

 

◯自然を活かした取り組みを強化します。

みのかも健康の森の遊具を改修、木曽川沿いの中之島公園のバーベキュー場がいよいよ姿をあらわします。

 

◯移住定住促進をおこないます。

人口が増えている美濃加茂市も、地域によっては人口減少が課題となっています。地域の担い手となっていただけるような方に選んでいただけるような取り組みに力を入れていきます。

 

◯西町の西体育館をリニューアルします。

地域の方々と行ったワークショップを受け、地域活動やスポーツ活動の拠点であり、災害時の重要な避難場所となる西体育館を2年間でリニューアルする予定です。

 

まだまだ、お伝えしたい取り組みがありますが、

議会で認めていただき、実行に移していける際に、改めて市民の皆さんに詳しく発信していきたいと思います。