平成29年度予算案①。
4月1日からはじまる平成29年度の予算案(議会での議決後に確定します)について、記者会見を行いました。
一般会計の総額は、過去最大の197億7000万円。
過去最大になるのは、高齢化による医療費や福祉費をはじめとした「民生費」の予算が大きくなっていることや、ふるさと納税の金額が大きくなっていることなどが要因となっています。
そのような中でも、私たちの生活の現在と未来をしっかりと注視し、限りある財源を有効に効率よく使うために、様々な分野にわたる事業を進めています。
予算の注目していただきたい一部を、政策の方針としている「教育」「活力」「安心」「交流」の大きく4分野に分けて紹介します。
『もっと教育』:『未来を担う子どもたちを育てる』
◯山手小学校の校舎増築が今年10月に完成します。
老朽化と児童数の増加に対応するために28年度から工事を進めています。
◯「のぞみ教室」の整備を行います。
外国人の児童が日本語や日本の学校に適応するために、小学校入学前に通う「のぞみ教室」を国の予算を使いながら整備します。
これまで体育館の倉庫を利用していたため、良いとは言えない環境で展開していました。
◯放課後児童クラブ(学童)を増設します。
希望者に対して、受け入れ体制が十分ではありません。古井小学校区において、かつて教職員住宅だった建物を改修して学童教室として利用します。
今後は学校の教室の有効活用や地域の力をお借りして、放課後児童クラブを整備していきます。
◯「若者委員会」が本格的にスタートします。
この地域に育った若者が全国各地で学んだり、活躍しています。
彼らとの繋がりを大切にし、美濃加茂市への政策提案や、これから進路を決めていく地元の学生たちへメッセージを送ってもらいたいと思っています。
※現在、若者委員を募集中です。
http://boku1.org/news/?p=4770
『もっと活力』:『いきいきと活躍できるまちづくり』
◯あい愛バスの新路線の運行開始
昨年、何度も市民の皆さんとワークショップを行ってきたあい愛バスの再編がいよいよ実現し、6月に試験運行、10月には新たな路線で運行開始します。
現在、全国的にも地域の公共交通が見直されています。高齢化社会が進む中で、いつまでも車を運転しなければ生活できない環境ではいけません。お年寄りだけではなく、子ども連れの人や、学生、観光客にとって利用しやすいものにしていきたいと考えてきました。
また、路線バスを通じて、人の移動とまちづくりを連動することができます。多くの方に、積極的に利用してもらい市民の皆さんと育んでいく「あい愛バス」にしていきたいと考えています。
※現在、車両デザインを募集しています。
http://www.city.minokamo.gifu.jp/hp_cms2/contents/preview/top.cfm?base_id=8947&mi_id=0&g1_id=7&g2_id=30&ch1=0
◯企業版ふるさと納税の推進
28年度は多くの方に「ふるさと納税制度」を利用していただき、財源を確保することができました。
どんな事業に利用し、寄付が活かされているのかを明確にしながら、29年度は企業からも支援してもらえる取り組みを推し進めていきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/machi21minokamo/diary/201702210001/
◯鳥獣被害対策を拡充します
美濃加茂市では、たくさんのお米や野菜、果実が農家さんの力で収穫され、私たちの生活を支えています。
しかしながら、昨今、イノシシやシカ、猿による被害が増加しています。美濃加茂市で農業をしっかりと続けていけるよう、被害防止対策を行い環境整備をしていきます。
◯里山整備を引き続き行っていきます
森林の整備を、国や県、企業の予算を活用しながら、地域や市民の皆さんと力を合わせて行っていきます。
荒れている山を整備する里山整備と同時に、一度整備した山をどのように維持していくのか地元の皆さんの協力をいただいていきます。
また、木材をはじめとした里山資源の活用、森のようちえんをはじめとした里山活用を進めていきます。
「もっと安心」「もっと交流」は、次回掲載します!